心理学

【心が軽くなる】心配事にものすごく強くなる感情日記の書き方

ここでは、「感情日記」をつけることで心配事がどんどん浄化された方法をご紹介します。

「不安や悩みごとが常に頭から離れない」「ストレスがたまっていて、どう対処すればよいかわからない」「リラックスできない」

そんな方におすすめの方法です。


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感情日記とは?

心配ごとや不安にとらわれて、自分が過ごしている時間を楽しめない方が増えています。心理学では、そのような状態をマインドレス、つまり「心を失った状態」と表現します。そのような状態で毎日を過ごしていれば、ストレスがたまり続け、大切なことに集中力を注げなくなってしまいます

マインドレスの状態を抜け出す方法のひとつが、「感情日記」です。毎日、ほんの数分間日記を書くだけで、ストレスが減り、心が安定するなどの効果を感じられます。以下で詳しくご紹介します。

感情日記の書き方

step
1
毎日、感情を揺さぶった出来事をひとつ書く

嬉しかった出来事といったポジティブなことでも、怒りや悲しみといったネガティブな感情でもかまいません。

step
2
それに対して思ったことを書く

その出来事について、思ったことを書き出します。誰かに見せるわけではないので、取りつくろうことなく感情のままに書き出しましょう。愚痴ばかりになってしまっても大丈夫ですよ。

step
3
どのような感情になったか、それを数値化(%)する

感情の度合いを数値化します。数字は自分の感覚で決めましょう。あとから振り返ったときに、自分がどのような出来事で、どれくらい感情的になるのかを見返せます。

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感情日記の効果

感情日記を書くとストレスに強くなる

欧米では感情日記は「エクスプレッシブ・ライティング」「エモーショナル・ディスクロージャー」などと呼ばれ、「精神ストレスをやわらげる療法」として長年研究されています。

人は自分の感情を抑えたり、自分をよく見せようとしたりするとメンタルが弱ってしまうもの。しかし、紙に書くことでそのストレスが軽減されるのだそうです。

自分の感情を客観視できるようになる。

毎日書くことによって、自分の感情のパターンを把握できるようになります。起こったことに対してモヤモヤと鬱憤を溜めるのではなくそれを書き出し、さらに感情の度合いも記すことで、客観視できるようになり、解決策も考えられるようになっていきます。

ワーキングメモリが向上する

感情日記を続けることで、短期記憶を司る「ワーキングメモリ」のキャパシティが向上するという研究結果もあります

ノースカロライナ州立大学と北テキサス大学の教授が、被験者である学生らに大学についての考えや感情を書かせ続けたところ、7習慣後、そのほかのトピックについて書かせた学生らよりも、ワーキングメモリのキャパシティが向上していたそうです。

ワーキングメモリの容量が向上すると心が安定し、感情のコントロールがうまくなり、ストレスにも強くなるという研究結果が出ています

苦手なものをスルーする力がつく

また感情日記には「苦手な人を許容できる(スルーできる)ようになっていく」効果もあるそうです。「職場に苦手な人がいるけど業務上しかたなく関わらなくてはならない……」という方は多いはず。

苦手だけれども避けられない相手がいる場合は、うまくスルーする力を身につけ、振り回されなくするのが得策です。

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感情日記を実践してみた

実際に感情日記を5日間実践してみました。嫌な感情を言葉にしてみたところ、本当にストレスが軽減したように感じました

感情を書き出して、感情の度合いを数値化することで、自分の気持ちを改めて認識できます、書き出すことで、起こった出来事を客観視できるため今後の解決策を考えるきっかけにもなりました

加えて、嬉しかった出来事も書き出すことで、仕事で疲れていても「実際は幸せな出来事もあったのだ」と気づけたのも良かった点です。感情日記は、メンタルを安定させるのに有効だと感じました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。現代を生きる僕たちはストレスの溜まる要因に囲まれています。頭の片隅で仕事のことが気になって、気持ちが休まらない、という人も多いかもしれません。そのような方は、ぜひこの「環状日記」を試してみてください。

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