精神科医・名越康文(なこしやすふみ)さんのYouTubeをよく見るのですが、そこでおすすめされていた本や映画や漫画を読みたいと思ってもすぐ忘れてしまうため、自分の備忘録も兼ねてご紹介します。
名越康文さんおすすめの漫画・本・映画まとめ
おすすめの漫画
※以下はほぼリトルナイトメア2のゲーム実況動画からの情報です。
水木しげるの最高傑作『テレビくん』
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ゲゲゲの鬼太郎(墓場鬼太郎)
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河童の三平
悪魔くん 千年王国
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解説: 名越先生によると「水木しげる」最大の傑作は『テレビくん』だそうです。この本はぜひ見てほしいとのこと。また水木先生の「ゲゲゲの鬼太郎(墓場鬼太郎)」と「河童の三平」。この2つがなかったら自分はいまこの世にいなかったと述懐。中学時代、いじめられていて学校にも合わない、苦しかった時代を支えてくれた本だそうです。リトルナイトメア2の解説でおしゃっていました。悪魔くんの『千年王国』も名作ですがわりとシニカルだそうです。※水木しげる先生の三大代表作=「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」「河童の三平」
水木しげる ホラー『化鴉』
解説: 水木先生が戦後描いたホラー『化鴉(ばけがらす)』。それがあまりにも怖いホラーだったため作者の自分でも覚えていないとのこと。鴉は死の象徴。「化鴉」という回をゲゲゲの鬼太郎のなかで描いていますが ”告白するけれど、自分が戦争から帰ってきて描いた貸本漫画で描いた「化鴉」とは違う。あんまり怖かったから思い出せない。分裂している”と話したそうです。
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おすすめの映画
アトランティスのこころ
解説: アンソニー・ホプキンスの中で一番好きな作品。スティーブン・キング原作のホラー。超能力を持っている初老の男が、ある組織から逃げる。その先で少年と出会うという話。 ※管理人もみましたが面白かったです。
閉鎖病棟
解説: 綾野剛と笑福亭鶴瓶師匠が共演。隔離病棟の中に隔離されている患者さんの役が鶴瓶師匠。ふっとしたときに殺人鬼のように怖い顔が出来る役者さんはそういない。
ディア・ドクター
解説: 鶴瓶師匠といえば医者役がすごい。天才西川美和監督の『ディア・ドクター』これを見て名越さんは夜中に号泣したそうです。ここではややこしい医者役。というわけでここまで来たからには『閉鎖病棟』と『ディア・ドクター』はマストでひとつ(見てください)とのことでした。
おすすめの本・小説
塩野七生『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』
解説: イタリアの領主。敵国のアマゾネスのような王女と戦いその国を制圧する。その後、王女を自分の寝室に引き込んで蹂躙の限りを尽くして殺す。チェーザレは天才でもあり良い政治もするが一方で凄まじい殺人や凌辱を行う。そういうものに対して精神医学は口を閉ざしている。信長やチェーザレや則天武后など。人間が残虐性の迎え酒をしたときにようやく精神の平衡を取り戻すことが出来ることがあって、そういう精神の代表として日本では信長、ヨーロッパではチェーザレ・ボルジアがいる。
エドガー・アラン・ポー『ウィリアム・ウィルスン』
解説: エドガー・アラン・ポーの最高傑作。ちょっとリトルナイトメアの寄宿学校的な雰囲気がある奇妙な学校の話。不思議な不思議な学校とのこと。映画化してほしいほど面白いとのことでおすすめだそうです。
埴谷雄高『死霊』
解説: リトルナイトメア2の病院の様子が癲狂院に似ている。癲狂院の雰囲気を知りたければこれを読んでください。初めの方の1~2巻に癲狂院が出てくる。素晴らしい雰囲気のあるシーんだが映画化は絶対にできないだろうなぁとのこと。一世一代の奇譚小説。作者の中ではドストエフスキーのカラマーゾフの兄弟的なものを描いている。ただ女性がどうしても描けなかったという。
泉鏡花『外科室』
解説: 素晴らしい小説。耽美的に病院を描いた、旧時代的で幻想的な形で病院を描いている。ホラー。
※その他見つけ次第、随時追加していきます。