ここでは仕事がデキる人の特徴を厳選して8選選んでまとめました。
「仕事が出来るようになりたい」という思いは社会人なら誰でももっているもの。しかし、具体的にどうすればいいのでしょうか?明確な答えを持っている人は少ないと思います。
ここでは科学的にも研究結果のある内容をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
目次
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仕事がデキる人の特徴8選
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1判断を下すのが早い
判断をくだすため優先順位をつける。
仕事ができる人の特徴。まず一個目は「判断をくだすのが早い」です。確かにデキる人はテキパキ判断をくだしているイメージです。ではどのようにすれば、物事を素早く判断できるのでしょうか?
物事の優先順位を決めておく
判断のスピードを速めるには、物事の優先順位を決めておくことが大切です。あらかじめ仕事の重要度を決めておけば、いざどれかを選ばなければならないときに、すばやく判断をくだせます。
たとえば、部下10人のうちリーダーを一人選ばなければいけないとして、どの部下も同じくらい優秀である場合、まずは何を基準にしてリーダーを選ぶのかをはっきりさせましょう。 「協調性 > リーダーシップ > コミュニケーション能力」といった具合です。ここで決めた条件別にフルイにかけていきます。「協調性」の条件で5人に絞られ、「リーダーシップ」の条件でさらに3人、といった具合です。
このように判断基準が明確になっていると判断しやすくなります。
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2レスポンスが速い
返信を後回しにしない
カルフォルニア大学アーバイン校のジュディ・オルソン教授によれば、メールなど文字のコミュニケーションでは感情が伝わりにくいため、レスポンスの速さがそのまま相手の受け取る印象になるそうです。
例えば、メールを送って3分もしないうちに返事が来ると「仕事ができる人だな」と思わないでしょうか。逆に簡単な内容のメールが二日後に帰ってきた場合「面倒だったのかな」と思うでしょう。
レスポンスを早くできれば、仕事をサクサク進められます。時間がなくて、どうしても長いメールが打てない場合、またはよく考えてから返信したい場合には「社内選考中のため、○○日までには返信しますします」と送っておくだけでも印象がかわります。
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3行動に移すのが早い
スピードを意識ながら仕事をする
日本IBM株式会社の元エグゼクティブ・プロジェクト・マネージャーによると、スピードを意識しながら仕事をしている人と意識していない人の差は「累乗」の速度で開いていくんだそうです。つまり、半年、1年、5年と時間が経てばスピードを意識する人としない人の差は大きくなっていきます。
不完全でもいいのでまず叩き台を作る
アイデアはあっても行動に移せない人は「完璧主義」が邪魔をしているのかもしれません。「この資料はまだ完璧じゃない」や「今はまだ取りかかる時期じゃない」など「行動しない言い訳」を自分でつくってしまっている場合も。
行動できない背景にあるのは完璧主義や後回し癖です。頭の中で考えつづけるよりも、とにかく手を動かし 不完全でもいいので、叩き台を作りましょう。 そして、叩き台となるアイデアを同僚や上司と共有し、意見交換を重ねて洗練させていくほうが、仕事をずっと効率的に進めることができます。
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4計画的に行動する
仕事の「完成形」を思い浮かべる
世界的ベストセラー『7つの習慣』の著者であるスティーブン・R・コヴィー氏は、まず仕事の「終わり」を思い描くことから始めるべきだと記しています。仕事の完成形がわかることで、どの部分が重要なのか、どのような順番で進めていくべきなのか。見取り図が描けるのです。
見取り図が完成したら、タスクをなるべく細分化し、細かくしたタスクひとつひとつに締切を設けましょう。細かな締切があることで「常に締切直前」という状態になり、適度な緊張感が生まれます。さらに、ひとつひとつのタスクが小さいため、やる気が持続しやすく パフォーマンスの向上につながります。
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5時間の使い方がうまい
小さなタスクは、空き時間に片付ける
仕事には常に制限時間がつきまといます。どんなタスクにも必ず締切があり、好きなだけ時間を使うことはできません。そのため、仕事を効率的にこなすには「時間をどうやりくりするか」というスキルが求められます。 時間をやりくりする方法としては「細かく締切を設ける」ことだけでなく 「スキマ時間」を有効活用することも有効です。
小さなタスク(メールの返信などの)は、会議が始まる前の待ち時間や移動中など、ちょっとした時間で片づけられますよね。スキマ時間中に小さなタスクをこなせば、空いた時間を大きなタスクに割くことができます。そうすれば余裕をもって計画を進めたり、成果物の質を高めたりすることが可能になります。
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6人に仕事をお願いする
得意な人に仕事を任せる
「仕事が出来る人」というと「仕事を1から10まで自分の力でバリバリこなせる人」というイメージを持っているかもしれません。しかし、「仕事が出来る人」は、何でも自分でやってしまう人とはかぎりません。「適材適所」という四字熟語が示すように、各々が自分の役割をこなし得意なことを活かすことができたとき、仕事は最も効率的に進んでいきます。仕事が出来る人は そのことをよくわかっています。
なので仕事が出来る人は、自分が得意でないこと・自分がやるべきでないことを的確に見分け、同僚にお願いします。 結果として、適材適所で仕事が進み、チームで優れた成果を挙げることができるようになります。
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7きちんとしたあいさつができる
はきはきと挨拶をする
落語家の桂枝雀氏は「あいさつは 自分は敵ではないという合図である」という言葉を残しています。 動物と違い、人間の感情は内部に秘められているため、無言で顔を合わせるだけでは意思疎通ができません。あいさつによって自分が無害で社会性のある人物だということを相手に理解してもらえるのです。 あいさつの際に気を付けるべきポイントは、以下の4です。
- 基本を心がけることで 相手に与える印象は大きく変わります。
- きちんと目を合わせる
- はきはきと話す
- 早口にならないようにする
- 相手の名前を呼びかける
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8思考を言語で表現するのがうまい
言語能力を高める方法のひとつに「T字型思考法」を使う
他者と協調しながら仕事を進めるためには、言語能力も重要です。上司や同僚に考えを伝えるにも クライアントに商品・サービスの魅力を伝えるにも、明確に分かりやすく伝える力が求められます。
言語能力を高める方法のひとつに「T字型思考法」というものがあります。T字型思考法とは、浮かんだ考えに対して「なぜ?」「それで?」「本当に?」の3つを問いかけることによって思考を深めていくフレームワークです。T字型思考法によってアイデアの背景や展開、真偽について、考察を掘り下げていくことができます。
T字型思考法
さっそくT字型思考法を試してみましょう。たとえば、あなたが社内報を制作する担当者だとします。そして「人事部門の人にインタビューしてみよう」と思いつきます。この思いつきに対し、3つの問いを投げかけてみましょう。
- なぜインタビューをするのか? →「何を期待されて採用されたのか社員達が自覚できる」
- それで?:→「人事部門へのインタビューは初めて掲載するから、読者から反響があるだろう」
- 本当に?:→「本当に反響があるだろうか? そもそも社内報は読まれているのだろうか?」
まとめ
いかがでしたでしょうか。一度に実践するのは難しいかもしれませんが、どれかひとつずつでも試して「仕事が出来る人」に近づければと思います。日々の仕事の改善に役立てば幸いです。