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【2020年】日本の都道府県別「幸福度」ランキング

ここでは2020年版の「幸福度の高い都道府県ランキング」を掲載しました。

ぜひ参考にしてください。


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2020年版 都道府県別幸福度ランキング

幸福度ランキングとは?

新型コロナウイルスによって、私たちは新しい生活様式で暮らさなければならなくなりました。外出自粛やリモート生活など、生活のあり方が変わった方も多いのではないでしょうか。

そんななか、人々の幸福度はどう変わったのでしょうか、各都道府県へのアンケートによって「幸福度」を明らかにしたのが、「都道府県『幸福度』ランキング」です。

このランキングは「ブランド総合研究所」が2020年6月に『都道府県SDGs調査2020』によるもの。それでは早速、47都道府県の住民へのアンケートでわかった幸福度ランキングを見ていきましょう。

都道府県の幸福度の傾向

1位は2年連続で宮崎県に

「都道府県『幸福度』ランキング」1位は、昨年に引き続き宮崎県となりました。昨年は「とても幸せ」と答えた人が32.1%でしたが、今年は36.1%と4ポイントもアップ。また、幸福度の全国平均は昨年の66.6点から66.1点へとダウンしたのに対し、宮崎県は72.7点から74.0点へとアップしています。

幸福度2位は昨年5位の沖縄県、そして3位は昨年18位の大分県が大幅にアップする結果となりました。

一方で、下位に目を移すと、東北各県が多くランクインしています。まず、39位に宮城県、40位に山形県、44位青森県、45位福島県、47位秋田県となりました。東北のなかでも、岩手県だけは昨年から大きく順位を伸ばし24位でした。

幸福度は「西高東低」の傾向あり

幸福度が高いのは宮崎や沖縄地方。一方で、低いのは関東や東北地方などが目に付きます。とくに沖縄は、生活満足度も1位ですが、一方で、貧困対策が必要だと回答した人が約6割おり、東京都の2倍の数字です。ただ、コロナ禍のなか、仕事がテレワークで充実するのであれば、その問題も解消していくのではという希望が見えます。

最下位は前年度に引き続き秋田県となっています。秋田は、人口減少率も高く、過疎化が進んでいると言えます。また日照度は、幸福度と関係があることがわかっています。秋田は晴天率が最下位であり、このことも関係しているかも知れません。

都道府県版「幸福度」ランキング2020年

順位 昨年
順位
都道府県 幸福度
宮崎県 74.0
沖縄県 72.2
18 大分県 70.3
福井県 70.1
石川県 70.0
26 鳥取県 69.8
13 京都府 68.8
14 富山県 68.7
熊本県 68.6
10 12 香川県 68.2
11 鹿児島県 68.2
12 21 山梨県 67.8
13 24 高知県 67.4
14 38 福岡県 67.4
15 15 滋賀県 67.0
16 16 岐阜県 66.9
17 20 兵庫県 66.9
18 10 島根県 66.8
19 25 和歌山県 66.6
20 22 長野県 66.5
21 28 奈良県 66.3
22 37 広島県 66.1
23 27 愛媛県 66.1
24 46 岩手県 66.0
25 35 東京都 65.9
26 40 群馬県 65.7
27 36 栃木県 65.7
28 34 長崎県 65.6
29 30 埼玉県 65.1
30 徳島県 65.0
31 32 茨木県 65.0
32 29 北海道 65.0
33 31 神奈川県 64.9
34 33 静岡県 64.9
35 11 大阪府 64.5
36 三重県 64.4
37 愛知県 64.0
38 23 岡山県 63.7
39 41 宮城県 63.7
40 39 山形県 63.6
41 44 山口県 63.2
42 19 千葉県 62.8
43 43 新潟県 61.9
44 45 青森県 61.8
45 42 福島県 61.4
46 17 佐賀県 61.3
47 47 秋田県 61.1

出典:「都道府県SDGs調査2020」(ブランド総合研究所)

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1位になった宮崎県

幸福度一位でありながら、満足度や定住意欲度が低い

今回1位になった宮崎県で特徴的なのは「満足度」や「定住意欲度」の順位がそれほど高くない点です。愛着度は10位と上位であるものの、満足度は23位、定住意欲度は28位にとどまっています。

つなり宮崎県では、幸福度や愛着度は高い一方で、満足度や定住意欲度のような実体を伴うものへの評価は高くない結果でした。

「悩みがある」人の割合が全国で最も多い

同調査では「個人の悩み」についてもアンケートを行っています。宮崎県は「悩みがない」と答えた人の割合は11.6%と全国で最も少ない、つまり「悩みがある」人の割合が全国で最も多いという意外な結果となっています。

実際、個人の悩みとして「低収入・低賃金」を選んだ人が多い都道府県では7位(41.5%)、「貯蓄・投資」は4位(28.7%)、「借金・ローン」(19.7%)ではなんと1位になるなど。宮崎県は、経済や金銭面での悩みを抱えている人が多くなっています。

人間関係のトラブル抱える人が少ない

その一方で悩んでいる人が少なかったのが、人間関係に関する項目です。例えば、個人の悩みとして「不登校・ひきこもり」を選んだ都道府県では42位(0.7%)、「家庭内暴力・DV・虐待・非行」は42位(0.2%)、「孤独」は44位(1.7%)、「パワハラ」47位(1.6%)と、いずれも悩んでいる人は少ない結果となっています。

人と人とのつながりがマイナス面を十分にカバーしている

宮崎県は、さまざまな悩みを抱えていますし、満足できないこともありますが、しかし、夫婦や親子関係、学校や職場の人間関係など、人と人とのつながりがマイナス面を十分にカバーしており、それが幸福度につながっているのではないか、と推測できます。

2位の沖縄県について

2位でありながら貧困に悩む人が増えている

続いて2位になった沖縄県についても見ていきましょう。沖縄県の幸福度は昨年69.4点から72.2点へと上昇し、順位も5位から2位へと上がりました。

アンケートでは「とても幸せ」と答えた人が昨年の28.9%から34.1%へと5ポイント以上も上昇しています。

その背景には、新型コロナウイルスの外出自粛によって、国内外からの観光客が激減してしたことが影響をしているのではないか」と語っています。観光客の激減は、幸福度にマイナスの影響を与えるどころか、逆に幸福度を上げているようです。

沖縄県は観光業を含む第3次産業の割合が84.2%と、全国平均の72.7%を大きく上回っており、「低収入・低賃金」に悩む人の割合は昨年の38.9%から48.3%へと大きく増え、全国1位になるなど、やはり新型コロナによる経済的な打撃は大きいと言えます。

コロナで「渋滞・混雑」がなくなったことは幸福度を上げている

その一方で、悩んでいる人の割合が激減したのが「渋滞・混雑」です。 昨年は「渋滞・混雑」に悩んでいる人の割合が12.3%と全国1位だったのに対し、今年は悩んでいる人の割合は8.3%へと減少。全国的に見れば3位と上位ではあるものの、4ポイントのダウンは非常に大きいです。

沖縄県も宮崎県と同様に、経済的・金銭的な悩みは昨年以上に深刻化しているのは事実です。しかし、それよりも日常生活の大きなストレスだった渋滞や混雑がなくなったことが、意外にも沖縄県民の幸福度に貢献していると推測できます。

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