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【2021年】プロ厳選! 関ジャム プロが選ぶマイベスト曲トップ10 発表 まとめ

「関ジャム 完全燃SHOW」にて、2021年『プロが選ぶ年間マイベスト10曲』を発表していました。

音楽のプロである、鳶谷・いしわたり・Yaffleさんの選んだ2021年のマイベストソング10曲をご紹介します。


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2021年のマイベストソング10曲

結論として以下のランキングとなりました。

30曲を紹介するのはさすがに難しいので、各人物のTOP4をご紹介します。

【2021年】いしわたり淳治が選ぶマイベスト10曲

第1位 うっせぇわ / ado

第1位 Ado

  • 2020年メジャーデビュー。社会現象を巻き起こした19歳女性シンガー。
  • YouTube約2億回再生、ストリーミング累計4億回再生突破!!

世の中を席巻した音楽業界からの流行語。

曲評: プロのミュージシャンが作る音楽からは流行語が生まれない時代が長く続いていて、個人的にそれを寂しく思っていました。その意味で、社会現象にもなった「うっせぇわ」は純粋に嬉しかったし、今の音楽業界においてとても意味のあるヒットだったと思います。
彼女の音楽的なセンスの良さと、唯一無二の声と歌唱力は、2021年1番の衝撃だったと思います。

第2位 PINK BLOO / 宇多田ヒカル

第2位 宇多田ヒカル

  • 1998年15歳でデビュー
  • アルバムリリース10枚! 日本を代表するアーティスト

最初から最後まで一言も聴き逃がせない曲!!

曲評: とても日本語を当てはめにくいメロディーなので、英語も堪能な彼女は英語で描いてしかるべきなのに、抜群の良い違和感で、思いの伝わる日本語がセンスよくはまっていて衝撃を受けました。注目スべきは凛々しい歌詞。『私の価値が分からないような人に大事にされても無駄』自分のためにならないような努力はやめたほうがいいわ』 その後も凛々しい言葉が続いて、最初から最後まで聴き逃がせない素晴らしい歌です。

第3位 rivers license / オリヴィア・ロドリゴ

第3位 オリヴィア・ロドリゴ

  • テレビドラマで活躍する女優さん。グラミー賞7つをノミネート
  • デビュー曲「ドライバーズライセンス」が世界10億回再生を記録した18歳の新歌姫!!

失恋の痛み、悔しさの手触りを感じる素敵な曲。

曲評:彼女の歌詞にはリアリティーという言葉では足りない、失恋の悲しみや悔しさや怒りの「確かな感情の手触り」のようなものを感じます。徐行するようなゆっくりとした店舗で進む恋の歌が、初心者のおぼつかない運転と自分の恋愛を重ねるように切なく響く、素敵な曲です。

第4位 のびしろ / Creepy Nuts

第4位 Creepy Nuts

  • 脱力感と誠実さと一流のスキルが生んだ新しいHIPHOP表現
  • 2017年メジャーデビュー。ラップ日本一とDJ世界一による二人組ヒップホップユニット。

ヒップホップにありがちな強い言葉を使わなくとも伝わる歌詞が魅力

曲評:HIPHOPマナーでは「俺はやってやる」メイクマネーする」といったように、自分の力を直接的に言葉にすることも多いけど、それと同じ内容を、彼らならではの脱力感と誠実さと一流のスキルでリリックに落とし込むと、「俺らまだのびしろしかないわ」という素敵な言葉に変わるのだ、ということに気づいて感動しました。

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【2021年】Yaffleが選ぶマイベスト10曲

第1位 One Last Kiss / 宇多田ヒカル

第1位 宇多田ヒカル

完璧な曲!

曲評:完璧な曲。セカンドバース頭のベースにびっくりさせられた。1番フック(サビ)の終わりにサブベースがなっているかのような流れなのに本当はなっていない。斬新。 始まりから終わりまでの構成が流れるように進んでいく良さ。素晴らしいシンガーが素晴らしいビートで歌い、素晴らしいミックスで仕上がっているというシンプルな楽曲の圧倒的な完成度

第2位 BLUE SOULS / A_o(エーオー)

第2位 A_o(エーオー)

  • ハスキーボイスのボーカリストと昨年蔦屋が1位に選んだアーティストがユニットを結成!!
  • 「BiSH」アイナ・ジ・エンドとインディーズフォークバンド「ROTH BART BARON」三船雅也によるユニット。
  • 二人の作り出す多声感が圧巻!
曲評: 現代っぽい音色のアプローチではなく、声の使い方だけで斬新な演出。二人の声のバランスがよくピッチ感が作り出す多声感が素晴らしい

第3位 GILA GILA feat. JP THE WAVY, YZERR / Awich

第3位 Awich

  • 2020年メジャーデビューした沖縄出身女性ラッパー。
  • 人気若手ラッパー二人によるコレボレーション!
  • 今年公開の映画「永遠の一分」で映画初主演。

新しいヒップホップのカッコよさを演出

曲評: Awichさんはこれまで僕が抱いていたラッパーのイメージとは違う印象。強さや小技があるのに洒脱でカッコ良い。そして、Chaki Zuluさんの素晴らしいビートはコード進行を感じさせない、モード帳なクワイア(合唱)を軸にしている。
この歌のようなビートではトップライン(メロディ)自体の推進力が必要とされるが、ラッパー三者とも完全に乗りこなしている。従来のヒップホップのカッコよさだけではなく、それまでの文脈を必要とせず音楽的要素のみとってもカッコよさを演出できているのが新鮮。

第4位 Presence Remix / STUTS & 松たか子 with 3exes

第4位 STUTS & 松たか子 with 3exes

  • ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」の主題歌
  • メインボーカルは松たか子が努め、岡田将生、角田晃広、松田龍平がコーラス参加。その他実力はヒップホップアーティストを迎えている。
  • 8つのバージョン違いがあり、今回のは5人のラッパーが参加したバージョン。

劇伴をサンプリングしたビートに注目!!

strong><曲評: プロジェクトの背景も含め、これまでのヒップホップイメージをつく返した楽曲。曲自体もステレオタイプなやんちゃな感じじゃなくてかなりシックにまとまっていて今っぽく、坂東裕大さんの激伴をSTUTSくんがサンプリングしてビートを作るというアイディアも非常に面白い。

【2021年】蔦屋好位置が選ぶマイベスト10曲

第1位 アポトーシス/ Official髭男dism

第1位 Official髭男dism

  • 言わずとしれた日本のトップをひた走る4人組バンド
  • タイトルは「プログラム細胞死」という意味。
  • 最近のトレンド曲は3分以内。しかし「アポトーシス」は6分29秒。時代にあらがっている。

生きることと愛することの美しさを描いた2021年最高傑作!!

曲評: コロナ禍のこの約2年のなかで誰もが命について少なくとも一度は考えたと思います。そんな中、この曲は年を重ねていくパートナーの生死について生々しく描写しながら、生きることと愛について歌っていて、それを一曲のなかで様々な創意工夫と技術を駆使しながら完璧に表現しています。 すべてのスピードが速くなっていく世の中でこの曲は1年かけて作ったらしく、時間をかけ丁寧に試行錯誤を繰り返して磨き上げた2021年J-POPの最高傑作だと思います。

第2位 勿忘(わすれな)/ Awesome City Club

第2位 Awesome City Club

  • 幅広いルーツをMIXした音楽性を持つ、男女ツインボーカルの3人グループ。
  • 2015年4月に1stミニアルバムをリリースし、iTuneロックチャートで1位を獲得するなど話題を呼んだ。
  • 2021年紅白初出場! 男女混合3人組バンド

J-POPの可能性を感じさせてくれる偉大な曲

曲評: 一聴して誰もが名曲と感じる曲だと思いますがサビは4563進行という典型的なJ-POPのフォーマットで作られています。 しかし、全くそう感じさせないのはメロディーの運び方、1音1音の音色のチョイス、全体のアレンジ力になると思います。 俳句の五七五のように、ある程度のルールが決まった中でいかに新しく、面白く美しいものを作れるかというのは、誰も体験したことがない新たな型を作ることと同じように至難の業だと思います。

第3位 しわあわせ /Vaundy

第3位 Vaundy

  • 作詞作曲からアレンジ、デザインや映像ディレクションまで全てをこなすマルチアーティスト
  • 非凡な才能が遺憾なく発揮された超大作!

非凡な才能が遺憾なく発揮された超大作!

曲評: 常に高い完成度でジャンルレスな幅広い楽曲を発表し続けているVaundyの中でも、彼のJ-POPのエモーショナルな部分が爆発した曲です。多彩な歌唱表現で自身の歌声の魅力を最大限に生かしたメロディーラインになっており、Vaundyの作詞・作曲・プロデュース、そして歌唱表現とあらゆる総合力の高さ非凡さが遺憾なく発揮された超大作です。

第4位 Presence /STUS&松たか子 with 3exes

第4位 STUS&松たか子 with 3exes

  • Yaffleと蘆屋の同時選出(お互い4位)
  • 2021年を代表するメディアミックス作品
  • ヒップホップとオルタナティブとお茶の間の架け橋

ヒップホップとオルタナティブとお茶の間の架け橋

曲評: 最前線のヒップホッププロデューサーとラッパー陣が出演俳優と共演したバージョンを週替りでエンディングに放送するという、2021年最高のメディアミックス作品でした。「よくぞこのメンバーを集めてくれた」とうなったリスナーも多いのではないでしょうか。
これを可能にさせているのは脚本家の坂本裕二さん、松たか子さんという国民的作品を作り続けながら、オルタナティブであり続けている存在が大きいと思います。

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