DJ松永さんがニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0』の中でたまたま訪れたガールズバーで感じたヒプノシスマイク・どついたれ本舗「あゝオオサカdreamin' night」の人気のすごさについて話していました。
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(DJ松永)でもヒプノシスマイク、すごいじゃないですか。
(R-指定)すごい。
(DJ松永)ただ、みなさん、当たり前になっているかもしれませんが。私、DJ松永もかなりすごいです。
(R-指定)いや、お前はすごい!
(DJ松永)俺、すごいよね。な、何で一番になったんだっけ?
(R-指定)お前はDMCっていうDJの世界一上手いやつを決める大会で日本からバーン!って乗り込んで、一発バコン!ってカマして。お前、世界一上手いDJになってたじゃん!
(DJ松永)それが俺じゃっ!
(R-指定)おう、世界一のDJ!
(DJ松永)俺! DJ松永! 世界ナンバーワンですよ。
(R-指定)世界ナンバーワンDJですよ。
(DJ松永)世界ナンバーワンDJの私、松永。この間、仲のいい日本語ラップ好きの先輩がいるんですけども。その人のメシを食っていて。二軒目に行きたいってその人が言って。「俺が日本語ラップをいつも歌うガールズバーがあるから一緒に行こうぜ」って。
(R-指定)なんや、それ? ガールズバーで何してんねん?(笑)。
(DJ松永)「ああ、わかりました」「聞いてくれ」っていうことで。2人で行ったの。行ったら、そのガールズバーっていうのがRさんがフリースタイルダンジョンのラスボスを般若さんから受け継いだ後に、Rさんが般若さんとか輪入道さんとかとみんなで行ったあのガールズバーなのよ。
(R-指定)ああ、あそこの、バニーちゃんのいる?
R-指定がラスボス継承戦後に行ったお店
(DJ松永)そう。バニーのガールズバーで。で、その店主の方が般若さんの地元の友達じゃないですか。ずっとすごい仲のいい。で、そこに行ったから俺のことももちろん知っていてくれてさ。で、「世界一、おめでとうございます!」ってシャンパンを開けてくれたのよ。
(R-指定)ええっ?
(DJ松永)で、ありがたいってなって。店長さん、この間般若さんがブエノスでワンマンを3日間、やったじゃん? で、俺らがその最終日にゲストに出たじゃないですか。それを店長さんも見に来てくれていたみたいで。「松永さん、世界一おめでとうございます!」ってシャンパンを開けてくれて。「嬉しい!」って思って。で、女の子がバーッと2人ついて。その片方の子が「そのブエノスにも行きました」って。
(R-指定)おお、見に来てたんや。
(DJ松永)そう。「松永さん、ここで会えるなんて本当に光栄です」ってめっちゃテンション上がってくれていて。「本当にありがとう」って。すごいピッとした子で。ギャルっぽい子なんだけども、すごい熱量が込もっていてリスペクトがある感じ。超ヘッズな感じで。
(R-指定)おお、めっちゃいいやん。
(DJ松永)で、俺が世界一になったことももちろん知っていて。俺が出たワイドナショーとかnews zeroとかも録画してくれていて、何度も見てくれているみたいで。本当にリスペクトがあって。めっちゃありがたいって思って。で、「ありがとうございます!」って。
(R-指定)おお、カッコつけてるやん。ギャルの前で!
(DJ松永)「あ、ああ……見てくれたんすか? ありがとうございます」って。
(R-指定)目を細めてカッコつけて……(笑)。
(DJ松永)で、もう1人の子がヒップホップあんまり詳しくないみたいで。「えっ、世界一なの? えっ、世界一わかんない。私、別に知らない、知らない。えっ、DJってよくわかんない」みたいな。
(R-指定)うわあ……。
(DJ松永)もう1人の子は強めの子なんだけども。「えっ、世界一? DJってなにがすごいの? それで世界一? 私、全然わかんない」って。なんか「知らない」っていうことで若干マウントを取ろうとするっていう。悪い子じゃないんだけども。でもたしかにさ、全員に知ってもらえているとはこっちは思っていないよ。だから言わなくていいんですよ。言わなくていいじゃん? いいんだけど、めちゃめちゃ知らないことをかざしてくるから。でも俺、別に気を悪くしているわけじゃないよ。「まあでも、言うなー」とは思っていたんですよ。「私、ヒップホップとか知らない。ヒプマイぐらいしか聞かない」って言うのよ。
(R-指定)えっ? ヒプマイ、すごっ! だって、ねえ。「DJ? なにがすごいの? なにがすごいの?」って言っている子が……。
(DJ松永)それが、ヒプマイは知っているの。それで横にいた人が「えっ、こいつ、ヒプマイの曲、作っているよ?」「えええーっ? ええっ? えええーっ!? ああーっ! 好きっ、好きーっ!」って(笑)。
(R-指定)ええーっ? 手のひら、すごっ!(笑)。えっ、最速手のひら返し(笑)。
(DJ松永)「ええっ、好き! えっ、私、ヒプノシスマイクが本当にすごい好きで……」とかって。
(R-指定)おお、口調も変わっとる(笑)。
(DJ松永)「ええっ、私、あの、あの……オオサカ・ディビジョンのどついたれ本舗が一番好きで……」「どついたれ本舗の曲、作っているよ」「ええっ! もしかして……『あゝオオサカdreamin’night』を作っている人ですか?」「はい」「え”え”え”ーっ! 好きーっ!」って(笑)。
(R-指定)フハハハハハハハッ! えっ、待て待て……(笑)。さっきまでの「え? DJ? なにがすごいの? DJ? なに、わかんない? なにがすごいの?」っていうのから……(笑)。
(DJ松永)しかもこれ、盛ってないからね。フハハハハハハハッ!
(R-指定)マジで?
(DJ松永)これ、マジだから。そしたら「え”え”え”ーっ! 好きーっ!」っつって。
(R-指定)待て待て。発声法も変わってんねん。声を出す場所も変わっている。すごい。喉からだけじゃなくて鼻からも出してる「好きーっ!」っていうのを。
(DJ松永)だから俺、それを聞いてヒプノシスマイクって本当にすごいなって思って。
(R-指定)すごいな。そんな変えてしまうんや。その子を。
(DJ松永)そうよ。世界一が効かなかった子がヒプノシスマイクで「ええっ、好き!」ってなるのよ。俺、「世界一ってなんだろう?」って思ったけどね。
(R-指定)だって世界一に対しては低めの声で「えっ、なに? なにがすごいの?」って言っていたのに、ヒプノシスマイクって言った途端に「ええっ、好き! 私……」って。もう変わっとるやん。人が変わっている。
(DJ松永)もうめっちゃ好きで。そこからその子、止まらなくて。その子、本当にマジで毎日聞いているみたいなのよ。マジで毎日。「今日も聞いてきました。私、具合が悪くて仕事に行けないっていう日も『あゝオオサカdreamin’night』のイントロを聞いたら生理痛が治るんです!」って。
(R-指定)ええーっ!?
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『あゝオオサカdreamin’night』
(DJ松永)でも聞いたら、生理痛ってよっぽどのことらしいんですよね。でも、生理痛が治るらしいよ。『あゝオオサカdreamin’night』を聞いたら。で、自分でイントロを歌いだして。「テンテンテン、テレレッテ……♪ ああっ、もう歌えない!」とかって言うのよ(笑)。
(R-指定)フハハハハハハハッ! ちょっと待て……(笑)。
(DJ松永)「バースの頭に行けない!」とかって(笑)。
(R-指定)おい、「バース」って知ってるやんけ! 「バース」って言えてるやつがなんでDJわからへんねん!
(DJ松永)で、「私、もともと実はシンジュク・ディビジョン推しだったんです」って。
(R-指定)ああ、シンジュク・ディビジョン。麻天狼や。
(DJ松永)で、はじめて地方でディビジョンができて。オオサカもすごい懐疑的な目で見ていた。「どんなもんだ?」って思って新しいものに対して懐疑的な目で見ていたけど、再生をしたらもうイントロで「え”え”っ、好きーっ!」って……(笑)。
(R-指定)で、そのイントロを作ったの、誰よ?
(DJ松永)俺や……。
(R-指定)そうよ!(笑)。すごいよ。
(DJ松永)で、聞くと推し変をするってよっぽどのことらしいのよ。なかなかないんだって。推し変するって。好きなものがガラッと変わって。いまは本当にどついたれ本舗……特に1バース目の白膠木簓にもう首ったけらしくて。
(R-指定)ちょっと待ってよ……。
(DJ松永)それで「なんかもう本当、私、ごめんなさいね……」って。ほら、ガールズバーだからさ。
(R-指定)ちょっと待って。敬語になっているやん? 最初はタメ語やったやん?
(DJ松永)そう。最初は超カマされているよ。それがもう敬語で。「もう、神! 神!」っつって。で、俺が座っているじゃないですか。で、あっちはカウンター越しに立っているじゃないですか。「すいません。ちょっと頭が高いですね」って座りだして。「目線を落とします」とかって言って。目線を落として。で、「アニクラ」っていうのがあるの、知ってますか?
(R-指定)ヤニクラ? タバコ吸ってんの?
(DJ松永)フフフ、違う(笑)。アニクラ。ヤニクラじゃないんですよ(笑)。で、アニクラっていうのがアニソンがかかるクラブのことらしくて。で、その子は最近、結構アニクラに行くらしいんだけども。アニクラも女性限定のイベントとかがあるらしいのよ。
(R-指定)へー!
(DJ松永)女性限定のイベントっていうのはやっぱりその、異性の目を気にせずに本気でギャーッ!って騒げるからいいんだって。だから女性限定のアニクラはすごい重宝されているらしくて。そこで……もうアニソンの歴史ってすごく長くて。もういろんな名曲があるじゃないですか。
(R-指定)アニソンなんてクラシックだらけよ。
(DJ松永)ねえ。その中で、そこそこ盛り上がっている中、壁にもたれかかっているような人とかも結構いる中、盛り上がりきっていないフロアに『あゝオオサカdreamin’night』のイントロがパンッて流れた瞬間、フロアがボーンッ!ってなって。大爆発したんだって。で、その子も「うおおおおーっ!」って前に走っていったって。
(R-指定)マジで?
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アニクラでフロア大爆発
(DJ松永)『あゝオオサカdreamin’night』、すごいことになっているらしいよ。
(R-指定)えっ、アニクラ、営業を……?
(DJ松永)そうよ。アニクラでライブ……しないとな。
(R-指定)なあ!
(DJ松永)女性限定イベントの時に(笑)。
(R-指定)女性限定イベントの時な!
(DJ松永)しないといけないわ!(笑)。
(R-指定)だから、かっこええやん。顔、知られていないわけやろ? 言うたらその子みたいな感じで。で、俺らはこっそり行って「新しいDJ、今日はなんのアニソンかけるのかな?」って。それで『あゝオオサカdreamin’night』をかけた時に俺、ちょっと一応マイクを通して。大きめの声で「これ、作った時は大変やったな」とかって言うわ(笑)。
(DJ松永)「わかる!」っつって(笑)。
(R-指定)「これ、イントロどのタイミングでできたん?」。
(DJ松永)「でも、イントロ……最初!」(笑)。
(R-指定)フハハハハハハハッ!
(DJ松永)当たり前だろっていう(笑)。
(R-指定)いや、すごいな。
(DJ松永)すごいんですよ。で、だからその子、いかに『あゝオオサカdreamin’night』がすごいかっていうのを伝えたいらしくて。でも、その子の言葉が追いついていないらしくて。「ああ、もう! 脳みそを取り出して松永さんにそのまま渡したい!」とかって言って(笑)。
(R-指定)フハハハハハハハッ!
(DJ松永)「もう、私の言葉じゃ、足りない!」とかって言って。
(R-指定)もう脳みそをそのまま直で見てほしいと(笑)。
(DJ松永)で、「サインをください」って言うのよ。俺のこと、知らない子よ? 俺のこと知らないのに、「サインください」とかって言って。
(R-指定)すごいな!
(DJ松永)で、SUICAのカードを取り出してきて。「SUICAに書いてください」って言うからパーッとサインを書いたのよ。それで書いて返したら「ありがとうございます!」とかって言って。「おい、スタッフ! このSUICA、ラミネートしろ!」って(笑)。
(R-指定)フハハハハハハハッ!
(DJ松永)「なんだよ、それ(笑)」「いや、これ消えちゃうんで。ラミネートしないと……」って。
(R-指定)えっ、世界一……。
(DJ松永)いや、世界一ではなびかなかった子が。でもこれ、熱量すごいじゃん。ヒップホップファンでここまでの熱量ってないじゃないですか。だからすごい、気恥ずかしいけども。でも、これ手のひら返しだったけども俺、嬉しかったの。普通に。嬉しいじゃないですか。俺の作った曲でそんなさ、生活が本当に支えられているって感謝してくれて。
(R-指定)だって、正直あれよ? そのイントロを聞いただけで生理痛が治る。推しやったシンジュクからオオサカに乗り換える。寝取った上に……もう抱く以上のことしてんねん。寝取って、寄り添っているんやから。「大丈夫か?」って。お前、すごい男やな。
(DJ松永)で、だからやっぱり「あ、あの……どうやって貢いだらいいですか?」って言われて(笑)。
(R-指定)フハハハハハハハッ!
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「どうやって貢いだらいいですか?」
(DJ松永)「うーん、じゃあ、いまからAppleMusicに登録して、リピート再生してください」っつって。そしたら、その場で「登録します!」って(笑)。
(R-指定)お前、完全に調教してるやん。なにしてんの、お前?(笑)。
(DJ松永)「AppleMusicがいちばん還元率が高いらしいんで」って(笑)。
(R-指定)こいつ、マジかよ……(笑)。
(DJ松永)それでこの子、「はあ……もうダメ! もう、歌います!」とかって言って。もうカラオケで『あゝオオサカdreamin’night』を入れだして。
(R-指定)フハハハハハハハッ!
(DJ松永)「♪♪♪♪」ってイントロが流れ出して。それで歌い出したんだけども。あれって、もうキャラクターが3人いるじゃないですか。で、一人ひとりが全然個性が違うから、1人で歌い分けるのって難しいじゃないですか。Rさんはさ、『みんなちがって、みんないい。』とかでもいろんなラップを……もうすごい技術があるから歌い分けもできて。それでデモを作ってヒプマイに送って。それを3人に歌ってもらうっていう感じだったけども。でも、難しいじゃん。できるわけないじゃん。
(R-指定)そうよ。素人じゃ無理よ。正直。
(DJ松永)だから「ああ、拙いラップを聞くことになるんだろうな。微妙な空気になるんだろうな」って思ったんだけども、完璧すぎて引いたのよ。
(R-指定)えっ? できてた?
(DJ松永)もう全員、3人の声色を分けて、完璧にできていて。で、サビの後半でさ、掛け合いみたいなのもあるじゃないですか。あれも声色、全部変えてて。
(R-指定)ええっ?
(DJ松永)その天谷奴零の低い声も全部出して。で、天谷奴零のバースの最初、三連符でちょっとムズいじゃないですか。あれも完璧。低い声で三連符。
(R-指定)ちょっと……仕事、なくなるやん。やめてよ……。
(DJ松永)フフフ、本当にすごい。マジでびっくりした。本当に。
(R-指定)えっ、で、「もうダメだ!」ってなんで歌うの、その子? 意味がわからん……。
(DJ松永)知らない。だって俺さ、RHYMESTERが死ぬほど好きだけどさ、RHYMESTERが目の前に来たら「もうダメだ……歌います!」って言わないもん。
(R-指定)ならへん、ならへん(笑)。
(DJ松永)で、なんかもうちょっとでも俺にお金を入れたいらしくて。「いますぐ歌います!」って歌って。それで歌いながらも歌詞を解説するの。「ここが好きで……」とかって言うのよ。
(R-指定)待て待て待て。
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歌いながら歌詞解説
(DJ松永)歌詞解説付きで。すごい褒められて気持ちいいから。別に「Creepy Nutsで2人組で……」とか、作った人のことも全く知らないから。なんか「ここの歌詞が好きで……!」「ああ、うん。ありがとね」って言っちゃって(笑)。
(R-指定)いやいや、書いたの、俺や! なにしてん! 横取りよ!
(DJ松永)いやいや、なんか『あゝオオサカdreamin’night』がすごかったのって、いままでの曲よりも歌詞の重厚さがハンパない。いろいろな要素が詰まっていて。ダブルミーニングとか言い回しがすごかったりとか、いろんな関係性とか文脈を回収していて。何度も聞けるっていう。なんかアニメファンとかって考察するのが好きな人たちだから、それがすごくよかったんだっていう。それで「ああ、うん。そういうの、気づいてくれた?」って(笑)。
(R-指定)お前な!(笑)。
(DJ松永)「ありがとね。でもこれ、普段の俺らの曲……これ、いつも通りなんすよ。俺らがもう1回、どついたれ本舗の曲を書くことがあったら、本当に同じぐらいのクオリティでまた出すよ?」「えっ、本当に? えっ、あの……本当に好きです!」って言われて。「ああ、まあまあ……うん。ありがとね」って(笑)。
(R-指定)おいおい、お前……。
(DJ松永)「ありがとね」って。リスナーのみなさん、聞いてますか? こういうファンを見習うのよ?
(R-指定)フハハハハハハハッ!
(DJ松永)こういうファンを見習うの。
(R-指定)お前、そのすごい重厚な歌詞を書いたすごい友達の話とか、せえへんかったの? 俺のこと……。
(DJ松永)するわけないじゃん。
(R-指定)お前、ヤバいな……完全に歌詞……。
(DJ松永)もうその日、あらゆる称賛を全て一手に引き受けました(笑)。
(R-指定)おい、ズルいぞ!
(DJ松永)気持ちよかったー! ああ、これ、タイムフリーでその子に聞かせないでね?
(R-指定)聞かせろよ、みんな!(笑)。
(終わり)