
先日、睡眠時無呼吸症候群の検査を受けてきました。
「もしかしたら自分も睡眠時無呼吸症候群かもしれない」と思っていても、どんな検査をするのか、費用はいくらかかるのか分からず、病院に行くのをためらっている人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、実際に検査を受けた体験をもとに、どんな検査をするのか、検査の流れ、かかった費用、結果が分かるまでの流れを詳しく紹介します。
睡眠時無呼吸症候群の検査を受けようか迷っている方の参考になれば幸いです。
睡眠時無呼吸症候群とは?
先ほども触れたように、睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に呼吸が止まったり、呼吸が弱くなったりする病気です。
睡眠中に十分な呼吸ができないことで眠りが浅くなり、朝起きたときの頭痛や、日中の強い眠気、疲労感など、さまざまな症状につながることがあります。
「もしかして自分も?」と思った方は、まず以下の項目をチェックしてみてください。
無呼吸症候群のチェック項目
以下の各場合について、0〜3の中から最も当てはまるものに、チェックをしてください。
| 眠気の状況 |
0:眠ってしまうことはない 1:時に眠ってしまう |
|
2:しばしば眠ってしまう 3:ほとんど眠ってしまう |
| 質問 |
回答 |
| 1座って何かを読んでいる時(新聞、雑誌、本、書類など) |
0・1・2・3 |
| 2座ってテレビを見ているとき |
0・1・2・3 |
| 3会議、映画館、劇場などで静かに座っているとき |
0・1・2・3 |
| 4乗客として1時間続けて自動車に乗っているとき |
0・1・2・3 |
| 5午後横になって、休息をとっているとき |
0・1・2・3 |
| 6座って人と話しているとき |
0・1・2・3 |
| 7昼食をとった後(飲酒なし)、静かに座っている時 |
0・1・2・3 |
| 8座って手紙や書類などを書いているとき |
0・1・2・3 |
| 合計 |
点 |
※ これはエプワース眠気尺度(Epworth Sleepiness Scale)に基づく簡易セルフチェックです。医学的診断ではありません。合計点が高い場合や日常生活に支障がある場合は、医療機関の受診をご検討ください。
以上の点数が高いほど、無呼吸症候群の可能性が高いそうです。
睡眠時無呼吸症候群は、傾向として高血圧の人や肥満の人、睡眠中にいびきをかく人に多いといわれています。
また、高血圧や脳卒中、心筋梗塞、糖尿病などとの関連が指摘されています。治療せずに放置すると、健康にさまざまな影響を及ぼす可能性があるため、気になる症状がある場合は一度検査を受けてみるのもよいでしょう。
ちなみに僕自身は、いびきをかくこともなく、ヒョロヒョロの痩せ型。一般的にいわれる特徴にはあまり当てはまりません。
それでも、なぜか朝が弱いんですよね
「もしかして自分も睡眠時無呼吸症候群なのでは?」ということで、実際に検査を受けてみることにしました。
睡眠時無呼吸症候群の検査に行ってきた
というわけで、典型的な症状ではないものの、一度ちゃんと調べてもらおうと思い呼吸器外来を受診してみることにしました。
ネットで良さそうな病院を探して、今回行ってきたのが「御茶ノ水呼吸ケアクリニック」です。
この病院を選んだ理由は、主に以下の3つです。
- 口コミがそこそこ良かった
- 精密検査が必要になった場合、池袋の別院で検査を受けられる
- 紹介状がいらない。
病院によっては、まず別の病院を受診して紹介状を書いてもらう必要があります。その場合、診察代に加えて、紹介状の作成費として3,000円程度かかることもあります。その点、このクリニックなら紹介状なしで受診できます。
また、もし診察の結果、睡眠時無呼吸症候群などの精密検査が必要になった場合でも、池袋にある別院で検査を受けられるとのこと。
「紹介状がいらない」ことと「精密検査も比較的行きやすい場所で受けられる」ことが、最終的な決め手になりました。
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検査の大まかな流れ
さっそく病院へ行きまして、看護師さんに詳しく検査の流れについて説明してもらいました。全体の大まかな流れは以下です。

参照元:https://www.sas-care.jp/contact.html
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その1 初診でやること
まず電話をして予約を取ります。初診ではレントゲンと心電図を取りました。通常は血液検査もやるのですが、前に検査したときの結果を持っていったので、検査せずにすみました。 その後、主治医の先生から流れの説明があり、看護師さんから簡易検査キットの使い方を教えて貰って終わりです。
▼簡易検査キットはこんな感じ

検査キットの付け方は、一回その場で実際に装着して付け方を教えてもらえます。説明書もついてくるので、付け方に困ることはないと思います。
その2 簡易検査キットをつけて眠る
自宅に返って二日間、簡易検査キットをつけて眠ります。簡易検査キットでは、呼吸をしているかどうかと、血圧、酸素濃度が測れます。装着した図はこんな感じです。これを2日分とって病院へ提出します。もしも途中で起きたり、トイレに行ったりした場合には、病院からもらった紙にメモをします。
▼簡易検査キット装着の様子

▼寝ている間に起こったことをメモする紙

簡易検査キットの提出について
提出は郵送でも直接渡しにきても構わないそうです。ですが提出が遅いほど、診断結果も遅くなります。簡易検査キットを提出後、一週間ほど診断時間がかかります。
この時点で、呼吸が正常であれば「無呼吸症候群ではない」と診断されます。もしも無呼吸症候群の可能性が高ければ、一泊しての精密検査をすることになります。
いきなり精密検査に進めないのか?
簡易検査キットで確定しないのであれば、最初から一泊して精密検査を受けたほうがよくないか?と思い聞いてみました。すると、簡易検査キットを飛ばしてしまうと「保険診療」にならず、自己診療になってしまうとのこと。なので、3割負担にするには、かならず簡易検査キット→ 精密検査の順に進む必要があるそうです。そういう決まりなんだとか。
その3 一週間後、診断結果を聞く
その後、約一週間後に検査結果を聞きに行きました。結果として、僕の場合、無呼吸症候群ではありませんでした。呼吸も止まっておらず、酸素濃度も正常でした。まあ一安心です。
しかし、朝に気分が悪いのはいまだ謎です。ここの先生が優しい方で、もしさらにいろいろな観点から検査をしたいならと他の病院名も教えてもらいました。
でもまあ、そこまで困ってもいないので、無呼吸症候群でないとわかっただけ安心でした。
その4 もしも終夜睡眠ポリグラフ(PSG)検査を受ける場合
僕は受けませんでしたが、もしもこの簡易検査キットで無呼吸症候群の疑いがあった場合、終夜睡眠ポリグラフ(終夜ポリグラフィー・PSG)検査を受けます。これは、一泊しての精密検査です。寝ている間、心電図・脳波・呼吸の頻度・酸素濃度など、いろいろなことを測りながら一泊します。
▼終夜睡眠ポリグラフ(終夜ポリグラフィー・PSG)検査を受けている様子

一泊しますので、スケジュールの調整が必要になります。ただしシャワー完備で、夜の6時頃から病院に入り、朝の7時頃にはシャワーを浴びて外に出られるので、会社員の方でも、そのまま出社が可能だそうです。
以上が睡眠時無呼吸症候群の検査の詳しい流れでした。
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睡眠時無呼吸症候群の治療法
さて、では「睡眠時無呼吸症候群」と診断されてしまった場合、どのような治療法があるのでしょうか
CPAPのマスクを装着する
多くの場合、CPAPのマスクを眠る際につけることで対処します。マスクにはいろいろな形があります。自宅に持ち帰り、毎日このマスクを装着して睡眠します。
▼いろいろなCPAPのマスクのイラスト

これは空気を送り込んで、気道が塞がらないようにして、呼吸が止まるのを防ぎます。芸能人のおぎやはぎさんの矢作さんは、このCPAPのマスクをつけて人生が変わったそうです。ただ、中にはつけているのに違和感があったり、効果を実感出来ない人もいるのだとか。
また、病院からレンタルする形となりますので、毎月の固定費と1ヶ月に1度の定期的な通院が必要となります。
軽度の人はマウスピースですますこともある

軽症の人の場合、マウスピースで対処することもあります。マウスピースでの治療とは、下あごを上あごよりも前方に出すように固定させることで気道を広く保ち、いびきや無呼吸の発生を防ぐ効果があります。
医者が診断書を書いて歯医者で作ってもらうことになります。ちょっと受け口気味になるマウスピースだそうで、軽度の人はこれでよくなる場合もあるそうです。
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費用について
予約の際に電話で「初回の検査で、先生の診断にも寄りますが、レントゲン検査、血液検査などをするため、一万円弱程度はかかると考えてください」と言われました。 ただ、僕は血液検査などはやったことあるので省きたいと伝えたところ、血液検査の結果を持ってきてくれれば大丈夫ですよ、とのことでした。
おかげで、初診の料金は1万円も行かず、4,800円程度でした。良心的な価格です。 その後、診断結果を聞きに言った時の費用は480円。これも良心的な価格です。
終夜睡眠ポリグラフ(PSG)検査を受ける場合の費用
もしも、睡眠時無呼吸症候群と診断されてしまい、終夜睡眠ポリグラフを受けることになった場合、これがかなり高額の費用がかかります。一泊の検査で3万円前後の費用がかかります。これは病院によって価格は異なりますが、3万円は安いほうだそうです。
CPAPのマスクを使う事になった場合
睡眠時無呼吸症候群と判断されCPAPのマスクを使う事になった場合、毎月4,800円程度の費用がかかります。そして月に一回の診察が必要です。 睡眠は人生にとって重要なので、必要な治療だとは思いますが、もしもCPAPのマスクを使う事になった場合、かなりの手間がかかることは間違いなさそうです。それでも、睡眠不足は生活の質を下げるので、必要な出費と言えるでしょう・・。
検査の結果
というわけで先ほども書きましたが。検査キットを装着して寝たところ、僕は無呼吸症候群ではありませんでした。
睡眠時に息が止まるのも1~2回。これも正常範囲でまったく問題はないそうです。
検査キットはあまり動くと指につけている脈拍を測る機械が外れてしまうため、寝返りがうちにくいのが難点でした。
その他はまあ問題ありませんが、あれを毎日つけて寝るのは大変そうだなとも思いました。
まとめ
というわけで、いかがでしたでしょうか。結局僕は睡眠時無呼吸症候群ではありませんでした。しかし、この症状に悩まされている人は意外と多いのではないかと思います。検査を受けたいと思う人の参考になれば幸いです。