あちこちオードリーに約1年ぶりにクリピーナッツのお二人が出ていました。一年前はテレビ業界に対して不満ばかりを言っていた二人ですが、テレビ番組の出演が増え、価値観はどうなったのでしょうか。
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あちこちオードリーに一年ぶりに出演したCreepy Nuts
1年前からブレイクした二人
(若林)いや確かに、1年前からすると立場違うよなぁ。
(松永)そうなってんすかね?
(若林)いやめちゃくちゃテレビ出てるじゃん。1年前は松ちゃんが世界1になってちょっとしたぐらいで、ここまで出てなかったよね?
(松永)そうですね。ここまで出てなかったわ。で、出始めて「うわテレビってこんななのか」ってなって、思ったことなどを話して。そしたら若林さんが「これだとテレビ呼ばれるじゃねぇか」とおっしゃってて。
(若林)逆にね。
(松永)それでそっから確かに増えてったんですよ。
(若林)だから見てた人がいるんじゃないの? これ大変なことになってますよ、クリーピーナッツは。レギュラーも始まってね、EXITと。
(松永)そうなんすよね。
(若林)レギュラー始まってんだから。いやだからさ、二人にずっと言いたかったんだけど。いい番組に出てるよな。
YouTubeの衝撃映像を引っ張ってきたようなの3時間見てコメント2回とかそんなのでろや!
(松永・R-指定)アハハハハ!
(松永)そんなのあるんすか?
(若林)知らないだろ?
(春日)あるよ全然。ちなみにクリーピーナッツの年末年始の出演番組をまとめたのよ。レギュラーはラジオとね。テレビで一本ずつあって。R-指定君なんか「すべらない話」に出てるしね。
(若林)すべらない話に出てんだもんな(笑)
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R-指定 すべらない話に出演
(R-指定)いやもうおこがましい話で、ちょっと一旦お断りしようと思ったんですよ。
(若林)まあラジオもね。毎週やってるし、クリーピーナッツのファンは知ってるよね、アールの喋りがエゲツないってことは。
(松永)落語家さんみたいなね。
(R-指定)お前、嫌やねん、ソレ(笑)
(若林)武道館ライブで、アールが曲振りというか前口上を枕みたいにするんだけど、あのときの空気が、談春さんと全く一緒。
(R-指定・松永)あははははは!
(若林)空間を鷲掴みにして自由自在に揺らしてからラップ始めるから。すごい男。座布団が見えたもん。座布団に正座して宙に浮いているR-指定が。
(松永)アハハ!それは別のものになってる(笑)
(若林)でも好きは好きじゃない。おしゃべりはふたりともね。そういう乗ってるときはさ、制作もラジオを聞いてるんだろうし。
「この人なら」っていうのがあるから、呼ばれたら行っといたほうがいいよな。 感じることは多いじゃんだって。
(R-指定)メチャクチャ怖かったですね。あの場所(すべらない話)で喋るってこと自体が。
(若林)俺も人生で一番緊張したのが「すべらない話」だよ。ほんと心臓の音がうるさくて静かにしろって思った。ドクンドクンがうるさすぎて、他の人の声が聞こえないから「心臓静かにしろ」って思った(笑)
(松永)ええっ!すげー場所に出てたな!
(R-指定)ほんまに、自分が焦ってることとか当然わかるから、余計それで焦るし。こっち見て松本さんが居はるわけじゃないですか。だからこう話してるときもパッと見て松本さんが全然表情変わってなかったら余計焦る(笑)
(若林)緊張しちゃうからね、表情みたらね。でも春日さんはチャンピオン、MVS獲ったからね。
(松永)すごいっすね。ヤバすぎですよね
春日がMVSをとって芸人やめようかと思った
(春日)タイミングあったらね、相談うけときゃ良かったね。出るんだって知ってたら。
(松永)春日さんがMVS獲った直後のラジオ、雰囲気なんか複雑だったわ。変な雰囲気(笑)
(若林)あれは今でも覚えてるけど、20代とかトークライブずーとやってきてるじゃん。で、春日はトーク一個も作ってこないの。で、俺がもう10個ぐらい2時間のライブでトークしてなんとか形にしてた歴史があるから。
で、俺も一緒に「すべらない話」出てたのよ。真横でMVS出て、それで打ち上げいって。で、松本さんいて、小籔さんいて、大輔さんいて、全員春日のことべた褒めするのよ。「春日っていいよなー最近」みたいな。芸人辞めようかなと思った。
(松永・R-指定)アハハハハ!!
(若林)松本さんに褒められたくて出るってところ大きいじゃない。俺たちの世代は。
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テレビ業界の不満はどうなったのか?
(若林)覚えてるかな? 一年前にクリーピーナッツが出たときのテレビ業界の不満。今はもう言えないだろうな
(松永)確かに、今同じ熱量で言えないっすもんね。
(若林)アハハハ!そうでしょう?
(松永)いやあの「あちこちオードリー」のあと、結構いろんな番組に呼んでもらって番組の事前アンケートで「最近のテレビの不満を教えてください」っていう欄があって。いや俺これ背負えないなぁと思って。色んな番組でこれやれっていうの絶対無理。
テレビで感じる不満とか、感じないことはないんですけど、喋っちゃうとどの番組か特定される。傷つくスタッフさんがいる。スゴイかんじがらめ。
(春日)あーそうだねえ(笑)
(松永)あと、意外とびっくりしているのが、前回出させていただいたときは、別にテレビでやっていこうと思ってないから、何でも言えたんですけど。いまちょこちょこ出させてもらえるようになって、……番組減ったら嫌だなって(笑)
昔は野良犬。今はリードがついた犬
(春日・春日)あははははははッ!
(松永)俺、びっくりした。俺、テレビ減ったら嫌だなって思い出してることに、自分でびっくりしてて。
(春日)ちょっとなんか残念ではあるよ。
(松永)残念!?
(若林)だって、一年前と全然ちがう!
(春日)あのねえ前回はやっぱり野良犬感があった。なんかちょっとね(笑)
(若林)もう完全がっちりリードついている。
(松永)暖簾の向こうに見えますか(笑)
(春日)リートつけて吠えている犬。ガーーって。それ以上いけないんだけど(笑)
(若林)それはね、すっごい嬉しい(笑)
(松永)あんま飼い主に力入れないように。手が疲れないように(笑)
(若林)あと、多分松永が出てる番組のスタッフはこの番組みるからな、
(松永)そうなんすかね?
(若林)多分。やってくとね。あそこのスタッフ多分あちこちオードリー見てねえな、とかね。
(松永)あ、わかってくるんすね。
(若林)そうそう。で、言ってみたら見てた、みたいなね。
(松永)あーこわっ。めちゃくちゃ怖い
(若林)「うちの番組ですか?」って言われたら食い気味に「そうですよ」ていうような。何回かあるから。
(松永)あはははは!
番組スタッフに嫌な気持ちになってほしくない
(若林)不満はないことはないの?
(松永)………ないことはない。
(春日)違う不満でしょ?一年前とは。
(松永)特定されるもん。特定されて誰かが不快な気持ちになるんじゃないかって、いま恐れてる(笑)
誰かに嫌な気持ちになってほしくない、俺の発言で。
(若林)チームメイトだもんね。レギュラー番組やってる人たちとか、お世話になって、やっぱいい人多いし。
(松永)そうなんすよね。前よりリスペクト持ってる。テレビを作る人に対して。
テレビを作る人をリスペクトしだした
(春日)なるほどねー。だから1年前は酔狂とか言ってたけど、作る人の立場もわかるようになってきたんだね。
(松永)そうなんすよね。あと、若干誤解されてもいいかなと思い始めた。
(若林)誤解ってのは?
(松永)VTRとかって、俺らのキャラクターとか俺らの人生を短く要約されたりだとか、わかりやすい言葉とかで、まとめられたりするじゃないですか。 テレビってスゴイ多くの人が見てる場所だから、俺らの伝えたいことが間違ったように大きく世界に広がってしまうのを恐れてたんですけど。テレビに出る本数が増えるにつれ、それを諦めてきちゃって。
(若林)はいはいはい。多少誤解されても、まあいいかと。
(松永)思い始めて来ましたね。でもそれが果たしていいことかどうかがわからない。
(若林)非常に良いですね。
(松永)はっはっはっはっは!!!
(若林)そろそろアレが始まるね。「前の松永さんのほうが良かった」それが始まりますよ(笑)
ラップの世界と一緒で「持たざる者のほうが強い」
(松永)いや、同じ状態でいたらヤバいですよ(笑)あと、前の俺正しくねえから(笑)
(若林)そうね。いろいろ経験して、でも松永とかがちょうどこう社会と歯車をすり合わせてそうだから。ゆってほしいんだろうな。ある意味ピュアではあるじゃん。でもさ、そうなると、やっぱりラップの世界と一緒で「持たざる者のほうが強い」んだよね。
テレビのニューカマーのほうが、言うことあるんだよね。「なんでワイプなんかやるんすか」とか言えるけど、ワイプのレギュラーが始まったら言えない。
(松永)アッハッハッハハッ!
(春日)お前やってんじゃねえかつってね。
(若林)そんなことは誰もが思ってることで、その枠でどうやって行くかだから。そう考えるとR-指定は、不満とか言うって感じじゃ、どんどん無くなってくよね?
(R-指定)あー僕はラップできるからってのがある。曲とかに入れられるから。あと、松永さんがこの状態なんで俺も一緒に言ってたらやべーなってのもある。
(松永)この状態ってなんだよ(笑)
(R-指定)もちろん似たような不満とか思うこともあるんですけど。まあ俺が思ってるよりも速度がもっと速く、もっと多めの言葉で言うんで、なかなか、俺がそれをやっちゃうとみたいのは。だから、けっこう同じ気持ちのときとかある。
(若林)気持ちは一緒だけどね。同じ量を言ってたら「静かにしろ」って思うもんねやっぱり。
(春日)ガチャガチャガチャってね。うるさすぎるからね(笑)
(若林)だから男兄弟でアニキがヤンキー過ぎて弟マジメみたいな(笑)
(若林)でも本当一年前と違うよね。絶対言わないでしょ? 酔狂なんて。
(松永)皆さん、正気で作られてますからね。
(春日)あはははははは!
(R-指定)でも、アンケートに関してはなんか言ってたよな。「なんでアンケートに悩みとか細かいこととか、ほんまのこと書かなあかんのか。おまえ、俺と腹わって飲みに行ったことあんのか。一緒に腹割って膝突き合わせてのんで、一緒に泣いてからお前に悩み話す」って。
(松永)スタッフさんが傷つくからそういうこと行っちゃダメなのよ。色んな人が見てるから、良くないのよ(笑)
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もうクリーピーナッツは「持たざる者」じゃない
(若林)そのさテレビに出て知ってる人も多くなると、本業の方は影響出てくるの? もう「持たざる者」じゃないもんね?。それはおさえさせてもらうよ?
持ってるのに持たざる者のフリをするやつ、俺一番許さない
(松永・R-指定)あははははははッ!
(中略)
陰キャラという言葉はオジサンが作っていることがモロバレ
(若林)曲作りにはあんまり影響しない? 今の立場になって。だってちょっと前だったら「足りないふたり」的な。クラスの一番上じゃないけどってことを曲にしてきたじゃない。それはあんまり変わらない?
(R-指定)アルバム出すごとに僕のなかでは、すごい更新していってる。歌詞の内容を変えてるつもりなんすよ。変えていってるつもりではあるですけど、いろんな番組に取り上げてもらうと「陰キャラのラップ」って言われて。陰キャラってべつに、今は違うよっていう…。
(松永)今の若い子「陰キャラ」なんて言葉ぜったい使わないですからね。おじさんが作ってるのモロバレですよね。
(若林)(笑)おお、いいね。
(春日)戻ってきたね
(松永)ちょ、ちが(笑)
(若林)これからも「オジさんが作ってるのモロバレ」って言えよ。
(松永)(笑)
人見知りに芸能界は無理
(若林)でもだいぶリアルタイムじゃん。曲作りは。だいぶ遅れるよね印象って。俺もほんと、いつまで人見知りって言われんのかな? だって俺、毎日ロケして、毎日テレビ出て、秋竹城とかと絡んでたら、治るわそら(笑)
(松永)この仕事、人見知りだとやってらんないですよね絶対に。
(若林)いや、無理無理。
(松永)無理ですよね?
(若林)ロケでも商店街で話しかけ倒すし。だからその「人見知りの頃が好きでした」とかファンに言われると「俺の一日のスケジュールどう思ってんのかな」って。
(松永)ほんとっすよね(笑)
(若林)何人に話しかけなきゃいけないかっていうね。
(書き起こし終わり)