ここでは東京から自然の多い地方へ移住した人間の本音を書きました。地方移住・地方ぐらしを考えている人はぜひ参考にしてみてください。
初めに
まず管理人は生粋の東京生まれです。東京で生まれて30年間ほど東京で育ちました。しかし最近の家賃高騰、満員電車での通勤に嫌気が差し、地方へ移り住む決意をしました。
地方といっても山奥ではありません。東京までは二時間ほど。また歩いていける距離に24時間のスーパーがあり、さらにコメダ珈琲やスタバもあります。車があることは必須ですが、なくてもまあ普通に生活できるレベルの田舎です。生活圏はだいぶ狭くなりますが。
地方に暮らして感じたメリット
では、地方に暮らして良かったことを上げます。結論から言いますとこちら。
- 家賃が安い
- 人が密集していない
- 自然が多い
- 欲しいものはわりと手に入る
ひとつひとつ見ていきます。
家賃が安い
まず家賃が安いです。
東京で同じ値段で住むとワンルームか、廊下にキッチンがあるタイプのせまい7畳間でしょう。しかし田舎では同じ家賃で3部屋ぐらいある部屋が借りられます。僕の場合、駐車場が無料で2つついてきました。
また広い一軒家を購入したい人にもおすすめ。
東京では4千万円でせま~い一軒家しか買えません。下手すると4千万円でマンションの一室だったりします。
地方だと2千万円ぐらいで立派な二階建ての一軒家を購入できます。もちろん、駐車場や庭付きです。
子供を遊ばせる広い敷地もあります。家族で住む家を購入するなら圧倒的に田舎のほうがいいと思います。
人が密集していない
田舎には満員電車がありません(そのかわり1時間に1本ですが・・)
基本的には車社会なので、車の渋滞はありますが個人的には通勤より100倍マシです。
また人が密集していないので、家と家の間が狭くない。東京のゴミゴミした街とは段違いです。
デメリットを言うと田舎では自動車免許は必須。車の維持費はけっこうかかります。なくても暮らせないわけではありませんが、あると選択肢が増えます。
自然が多い
自然が多いです。自然が好きな人には田舎はオススメ。
しかし水田地帯は意外と樹木が少ない。田舎の種類によって自然の種類も違うのでぜひ現地にいって見てみることをおすすめします。
欲しいものはわりと手に入る
生活必需品はわりと手に入ります。まずAmazonや楽天がありますから、そこは心配がないです。
東京には郊外にしかない大型ホームセンターがあるのでDIYに凝っている人にもオススメ。
ただし東京のようにおしゃれな服や最新の家電店はありません。ネットで見つけましょう。
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地方に暮らすデメリット
さてさて、ここからは地方に暮らすデメリットを上げていきます。これはですね。東京から田舎暮らしをしてみて本当に実感している最中です。。
文化がない
田舎には文化が少ない。これは田舎に来て実感しました。たとえば京都のように歴史的なものが残っている場所であれば違います。
しかし水田しかない、特に歴史的なものがない場所は非常に寂しい場所です。
ここでいう文化とは、大きな図書館や手入れのされた公園。休日にゆっくり過ごせる美術館や喫茶店、美味しい食事を提供してくれるお店などが含まれます。
僕は休みの日には喫茶店でゆっくり読書したりパソコンするのが趣味なのですが、田舎にはその喫茶店が少ない。
つまり退屈なわけです。休みになっても、遊びに行ける場所がない。
東京に住んでいるときには出来たこと。たとえば街ブラをし、いろいろな喫茶店に立ち寄り、コーヒーを飲み、大きな公園を歩く。田舎ではこれができません!
こうしたことで、田舎で閉塞感を感じている昨今です。
散歩をしようと思っても、車社会なので人が歩く歩道が狭いです。よく車に轢かれそうになります。。
また生活に必要なものの選択肢が少ないです。例えば歯医者や内科や病院。ここの先生は嫌だなと思っても田舎では選択肢が少ない。ここでも文化の少なさを感じています。
物価が安くない
これです。田舎は物価が安くありません。東京とほぼ同じです。だいたいどっかで食事をすると1,500~1,700円ぐらいします。
むしろ東京のほうがチェーン店があるぶん安い店が多いぐらいです。これで賃金は東京よりも低いのですから考えものです。
その他、あらためて田舎のお金事情をまとめるとこちら。
- 家賃は安い
- 物価は東京と変わらない
- 賃金は低い
- 車社会なので車の維持費がかかる
こう考えると、広い家に住めること以外は、東京とトントンかもしれません。。
ゆっくりできる場所が意外と少ない
また繰り返しになりますが、ゆっくりできるお店が少ない。アリオなんかの大型施設があれば別なのですが…。
そして自然。いい感じの山があっても大抵は私有地なので無断で入ると不法侵入になります。散歩しやすそうな雑木林があっても人の私有地なので入るわけにはいきません。。
都会に比べて閉塞感がすごいです。休みの日になってもどこにも行く場所ないという閉塞感。。田舎に住んで一ヶ月もあれば飽きてしまいます。
カフェに行きたくてもスタバしかない。何度も言ってしまいますが、これがけっこう辛いです。
でかい公園はありますが自分の周りの公園は、芝生が続くばかりで・・・。公園のクオリティでいうと新宿御苑が理想なので田舎の公園にはがっかりしてしまいました。
こういうところも文化のクオリティの差だと思いました。 はい。偏見だらけの感想です。。
仕事の選択肢が少ない(賃金が低い)
これも前にいいましたが田舎は賃金が低いです。そのうえ、仕事の選択肢が少ない。それでいて物価は東京と同じです。
東京のほうがいろいろな会社があり、人も多いですから仕事の選択肢が多いのは当然と言えます。
また住んでいる人ですね。自分はそこまで田舎に引っ越したわけではありませんが、それでも思想のギャップというか「村社会」的な考え方を聞いて驚いてしまうことがあります。
確定申告にいって「ブログで副業があります」といったときに「ブログぅ?(笑)」と笑われた経験は忘れません。
農業で稼いでいる人ばかりだからでしょうか? 今どき、ネット以外で副業をしている人なんているんですかね??(ウーバーイーツやバイトがありますね!)
まとめ
というわけでいかがでしょうか。
地方に暮らして数年たった感想を本音で書きました。一個人の感想なので1つのサンプルとして参考にしてみてください。
田舎もいろいろと問題がありますが、しかし東京に住んでいるのもストレスがすごくて嫌になっていたと思います。
特に家族連れの人は地方のほうが大きい家に住めるので良いと思います。
しかし、最近はもうちょっとお店や喫茶店がある場所に引っ越したいなとも思っています……。
以上、参考になれば幸いです。